2024/12/27 16:17
実話を描いた音楽映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』より、青年期の主人公を演じたノア・ジュプによる劇中歌唱シーンが公開された。
1970年代、アメリカの田舎町で音楽に目覚めた10代の兄弟が辿る実話を描いた映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』。劇中には、本作のモデルである兄弟デュオ、ドニー&ジョー・エマーソンが当時制作した数々の楽曲が登場する。
青年期のドニー役を演じたノア・ジュプは、『ナチス第三の男』(17)で映画デビューし、同年のジョージ・クルーニー監督作『サバービコン 仮面を被った街』では、マット・デイモン演じる主人公の息子を演じた。その他、『ワンダー 君は太陽』(17)、『クワイエット・プレイス』(18)、『フォード vs フェラーリ』(19)、ルーカス・ヘッジズ演じるオーティスの子供時代を演じた『ハニーボーイ』(19)などに出演した若手俳優だ。
プライベートでは年代・ジャンル問わずに音楽を聴くというノアは、「脚本を読みながらドニー&ジョー・エマーソンの楽曲を聴いていたら、突然、彼らを知っていたことに気付いた。何年も前からいくつかの曲を聴いていたのに、点と線が結びつかなかったんだ。彼らの音楽は素晴らしくて、16歳と18歳の時に作ったというのは本当に凄いこと。脚本には夢中になっていたけど、彼らの音楽と物語が線として浮かび上がってきたんだ」と明かしている。
今回解禁された本編映像は、ティーンエイジャーが集うパーティー“春の大騒ぎ(スプリング・フリング)”でドニー自ら作ったオリジナル楽曲を演奏するシーンだ。
10代だからこそ書けたセンチメンタルな歌詞に乗せて奏でられるのは、実際にドニー&ジョー・エマーソンのアルバム『Dreamin’Wild』にも収録された「Thoughts In My Mind」という一曲。兄ジョーのドラムが刻むゆったりとしたリズムにあわせ、ドニーは目の前の女子に目配せしながら胸に響く歌声で会場を賑わせている。
アカデミー賞受賞俳優のケイシー・アフレック主演、ビル・ポーラッド監督の映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は、2025年1月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開。
◎映画情報
『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』
2025年1月31日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本・製作:ビル・ポーラッド(『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』)
出演:ケイシー・アフレック、ノア・ジュプ、ズーイー・デシャネル、ウォルトン・ゴギンズ 、ボー・ブリッジス
【STORY】
1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。10代のドニーは兄とデュオを結成し、父が建てたスタジオで数々の楽曲を生み出した。情熱を注ぎ込んで作った音楽だったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後――。ドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。しかし、思いがけない成功は、目を背けてきた過去や感情を呼び起こし…。
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